倶楽部メモ(295)
平成17年10月18日〜10月31日


投稿者 森井 義博
投稿日 10月18日(火)23時18分51秒
タイトル マロテ3911の室内
鉄道ファン2004年5月号28ページにマロテ3911の室内写真が小さいですが載っています。



投稿者 マロネロ38
投稿日 10月19日(水)13時57分48秒
タイトル 座席の色
遅レスですけれど、昭和30年代501-502列車急行”日本海”の大阪-富山回転車のマロネロ38
の寝台が「灰色」の車がありました。戦前直江津-大阪間の508レで見た時は「青」でしたが、
戦後色々な色のモケットが使用されたみたいでした。(マロネロ3812=灰色)


投稿者 急行ときわ
投稿日 10月20日(木)17時43分4秒
タイトル SG搭載機の現状について
いつも楽しく拝見しています。

ひとつ気になったので、ご存知の方教えてください。
現在現役のEF58、ED76、DD51などのうちSG搭載機関車に関してですが、
実際ほとんどSG使用の機会はないはずですが、機構上使用可能
なのでしょうか?あるいは設備は撤去されているのでしょうか?
宜しくお願いします。

投稿者 太田拓也
投稿日 10月21日(金)00時27分50秒
タイトル う〜ん
ア・ドンさんありがとうございます。
当方が技術系に疎く、出力などの数字しか知らないので気になったのですが。
交流専用車やインバーター車は粘着力が高く、直流抵抗車との単純比較はできないとのことはきいているのですが。

>急行ときわさん
JR貨物のDD51は最近の更新時にSGを撤去したそうです。
ということは特に大きな工事をしない限り現在でも残っていると思われます。
どうせ空転対策に死重は必要ですし。

ただ現在使えるかというと・・・錆びるか封印されるかしている可能性が高いでしょう。
北陸新幹線開業前、JR東日本・長野の489系は交直流機器が使用不能になっていたという話があります。
189系と同一運用なのでそっち系のメンテがなされず、そのため新幹線開業後に485系として使えず廃車になったそうです。
投稿者のホームページ



投稿者 下総守こみやさん(^^)
投稿日 10月21日(金)00時30分46秒
タイトル 続展望車の座席
皆様ご教授ありがとうございますm(_ _)m
戦後は赤とか青とか他の車両とあまり代わり映えしないみたいですね。
ただ昔読んだ本の中で凝ったデザインたが全面白カバーにするので意味がないと記されています。
たぶん戦前の話でしょう。
たしかパーラーカーはちょっと凝ったデザインでしたね。
区分室は赤だけど(^^;


投稿者 ア・ドン
投稿日 10月21日(金)03時14分18秒
タイトル 交流機の粘着力
説明不足だったようですな・・・。
一般に交流機のD型の粘着係数は直流機のF型に匹敵すると言われています。
数値上は直流機は0.22(22%)、交流機は0.33(33%)と言われていますが、
この「数値上」というものがクセモノで、ED75は数値上の粘着力には大抵の場合到達してはいません。
よくいって25%程度です。交流機は言われているほど性能が飛びぬけて高いわけではありません。
起動時を例に取ると18%から50%というばらついた測定結果が出ます。
直流機で空転が助長されるのは抵抗制御を行いさらにモーターを直列に接続することが原因です。
この方式では1つのモーターが空転するとそのモーターに加わる電圧が大きくなり、
電圧が大きくなるとさらに空転速度が大きくなると言う悪循環を繰り返すためです。
直流機でも空転検出装置を設け強制的に空転をとめるようにすれば25%程度は期待できるようになります。
交流機と実質上さほどかわりません。
……ただ、初期のEF81は空転検出装置が欠陥品と言っていいものだったため、
25%といった優れた粘着は出せませんでした。
それがおそらくED75に劣るといわれた原因でしょう。
ちなみに無対策の抵抗性御車は12%、無対策のチョッパ制御車は15%と、交流機には遠く及びません。
ただ、それでもEF81は交流区間では定格出力がモーター1個あたり388kw強と言う
低い出力しか出ないと言うことがありますので無駄の多い機関車、と言えるでしょう。
というわけでトータルとしてEF81も(最近は)ED75にそんな劣らないものとなっているわけです。
極端に劣るようであれば奥羽線も東北ブルトレも機種変更などしません。
手間があっても酒田や郡山あたりで付け替えるでしょうね。


SGの話に代わりますがEF5861は装置本体はついていても
ATS−P取り付けの関係で水タンクと燃料タンクを降ろしてしまっているとのことです。
またJR東海の157号機も水タンクは飯田線での重量調整用バラストタンクになってしまっているとか・・。

では。



投稿者 太田拓也
投稿日 10月21日(金)08時08分59秒
タイトル ありがとうございます
ア・ドンさん詳しい話ありがとうございます。

制御方式が違うと、ホントに比較が難しいんですね。
JR東のVVVF車が恐ろしく非力な反面、新形式貨物機が変電所の関係で
「従来の最強機関車と同じ消費電力」で設定されていてVVVFの効用を実感できてません。

>SG
なるほど、正真正銘の死重になってるんですね。
専用機のイメージが強い飯田線になぜ大型機が・・・
と思ったらSG外して軽くしていたのですか。
投稿者のホームページ


投稿者 急行ときわ
投稿日 10月21日(金)15時46分47秒
タイトル SG情報有難うございます
太田拓也 様
ア・ドン 様

SGについての情報有難うございました。今では単に死重
扱いなのですね。

長野の489系の話も興味深いですね。
東北や九州の交直流455・457・475系も、直流区間の運用
がないのでやはり交直流機器は使用不能なのでしょうか?

客車からそれてすみません・・・

投稿者 下総守こみやさん(^^)
投稿日 10月22日(土)01時52分15秒
タイトル 北斗星の食堂車
いつも質問ばかりですみませんm(_ _)m
知人が北斗星食堂車で使っている食器が欲しいみたいなのですがどこかありますか?
トワイライトは知っているのですが答えに困りました。
鉄道がらみならこいつみたいな感じでオハチが(- -;返答に困っています。
ただその奥様、自分でご飯作るタイプじゃないからどうするのかな。
期待しないで○ゼリヤでハンバーグでも食べます。
(- -)愚痴言ったけど情報お願いしますm(_ _)m


投稿者 マロネロ38
投稿日 10月29日(土)13時18分47秒
タイトル SGのトラブル
SGはとにかく故障が多かったですね。死重なら良いけれども。会社勤め時代お客さんに元大阪汽車
会社のOBばかりの設計会社が有り(今は無い)、SG職場に居た人から”渦巻き管の型を取るのに
砂型を使う(鋳物)?ので、砂が完全に除去不可能なので故障が続発した”と聞きました。
少しスレ違いですが客車暖房に関係あるので、専門家から聞いた話を開陳まで。


投稿者 400系なすの
投稿日 10月30日(日)19時15分35秒
タイトル ありがとうございました
返事が送れて申し訳ありません。
皆様の情報のおかげで、母が乗っていた急行列車は大和とわかりました。
なかなか模型で客車が売ってなく、また客車の編成についての資料はなかなか手に入らなく、
また入ったとしても不明な点が多く、なかなか大和が再現できないのが現状です。
またまた質問ですみませんがご存知の方情報、お願いします。
年代は昭和35〜40年ごろでカマは、東海道区間はEF58でその先の区間はSL(多分C58)とわかっております


投稿者 クモイ103
投稿日 10月30日(日)21時43分37秒
タイトル 「大和」の編成
>400系なすの様
 急行「大和」の和歌山市行き寝台車連結は、9月にもお話ししたように昭和37年3月からですが、
 列車の編成は短い間にけっこう変化があったようです。手持ちの資料から抜粋します。

◆S.37.10.1改正(名古屋鉄道管理局 客車運用表より)
 和歌山市行き寝台車の連結開始から約半年後の37-10ダイヤ改正時の資料です。
203-204レ「大和」
 マニ
1マロネ41
2スハネ30
3スハネ30
4スロ53
5スハ
6スハネフ30
7スハフ
8スハ
9オロネ10
10スロ53
11ナハネ10
12スハ
13スハ
14スハフ

 下り方先頭のマニから5号車スハまでは東京−名古屋間のみ連結です。
 マニの運用番は「天荷1」で竜華の受け持ち、1〜5号車は「名附2」で名古屋の受け持ちです。
 6号車スハネフが王寺から和歌山線に入る和歌山市行きで、運用番は「東附7」、受け持ちは品川です。
 7〜14号車がこの列車の“本体”である湊町行きで、
 運用番の「天1」が天王寺鉄道管理局の看板列車であることを示しています。
 受け持ちは竜華です。
 なお、昭和39年3月末時点では、和歌山市行き寝台車「東附7」はナハネフ10に置き換わっています
(国鉄営業局資料「旅客車の現状」より)。

◆S.39.10.1改正(主要客車列車編成順序表より)
 東海道新幹線開業に伴う大改正で、「大和」は鳥羽行き急行「伊勢」と亀山まで併結になります。
 「大和」編成はオール寝台車となりました。
203レ「大和・伊勢」
 マニ
1マロネ41
2スハネ30
3スハフ
4スロ54
5オハネ17
6オハネ17
7スハ
8スハフ
9ナハネフ10
10ナハネフ10
11オロネ10
12オハネ17
13オハネ17
14ナハネフ10

 マニから2号車までが東京−名古屋間のみ連結、マニは「天荷3」、1〜2号車は「名附2」です。
 3〜8号車は鳥羽行き「伊勢」で運用番は「天2」、受け持ちはおそらく伊勢市と思われます。
 9号車が和歌山市行き「東附4」、10〜14号車が湊町行き「天1」です。
 牽引機は、東京−名古屋間EF58、名古屋−湊町・鳥羽間C57、
 和歌山線内については普通列車としての編成も含め不明です。

◆S.40.10.1改正(主要客車列車編成順序表より)
 併結相手が急行「能登」(東京−金沢間・米原経由)に交代し、編成もがらりと様変わりします。
 ただ、この時から関西本線内の牽引機がDF50となりますので、お母様のご記憶とは違ってきますね。
901レ・901〜2901レ「能登・大和」
1ナハネフ10
2オロネ10
3オロ61
4スハネ30
5スハネ30
6スハ
7スハ
8スハフ
9ナハネフ10
10ナハネフ10
11オロネ10
12オハネ11(オハネ17の誤記か?)
13オハ
14スハフ

 名古屋回転車は無くなり、1〜8号車が「能登」で「東4」、9号車が和歌山市行き「東附4」、
 10〜14号車が湊町行き「天1」です。
 関西本線内の牽引機は前述の様にDF50ですが、和歌山線内についてはわかりません。
 なお、この状況はS.42.10.1改正時も同じです。12号車はオハネ17です。

 余談ですが、当時の和歌山付近は現在と路線形態が異なっていました。
 現在の和歌山線は田井ノ瀬の先で左折して和歌山駅(旧・東和歌山駅)に入っていますが、
 当時は直進して阪和線の紀伊中ノ島駅をアンダークロスし、旧・和歌山駅(現在の紀和駅)に至り、
 そのまま和歌山市駅までまっすぐ通じていました。
 現在の田井ノ瀬−和歌山間の曲線路は当時も存在しましたが、
 紀勢本線へ直通する一部の列車だけが通る「短絡線」扱いでした。
 「大和」は名古屋で進行方向が逆転しますが、和歌山市行きはさらに王寺でもスイッチバックとなり、
 和歌山市到着時は東京発車時と同じ向きに戻っていたことになりますね。


投稿者 鉄道文化財の実情に嘆く人
投稿日 10月30日(日)23時46分53秒
タイトル 大阪駅改装工事に思う
大阪駅の改装工事が進んでおります
これによって昭和8年の高架工事当時の
面影を残すホームは1つづつ消えていきます
もしこれがイギリスであれば、最期のお別れに
当時の列車を復元してホームで展示するのが普通です
日本ではどうしてそのような動きが無い事が当然なのでしょうか
当時の客車が揃わないのは当然ですが、雰囲気を楽しむのであれば
C5345(梅小路現存)+スエ302(宮原現存荷物車代用)+オハフ3333(宮原現存JR西内唯一の
木の椅子現存車)+オハフ33289(宮原)+オハ4613(梅小路)+オハフ3348(梅小路)
+マイテ492(宮原) すべて線路上に現存しており、移動は比較的容易のはずです
まして上記客車はかろうじて編成数を揃えて現存している奇跡に近い事です
C571+レトロ客車+マイテでは文化財・歴史保存的意味がほとんどありません
日本でもそのような鉄道文化財の動きがあればと思う今日この頃です
昭和15年記録映画「鉄道信号」を見ながら・・・
どなたか共感していただけませんか・・・。そんな人いないかな?δ(⌒〜⌒ι)


投稿者 スハ32
投稿日 10月31日(月)04時25分16秒
タイトル 保存の現状
鉄道文化財の実情に嘆く人様

私もそう思います。我が国では、ようやく産業遺産を残し研究していこうと言う動きが
出始めたばかりです。関西地区を拠点にそうした学会の立ち上げがあったと聞きました。
しかし早くに手を打たないと日本の発展を導いてきた歴史の生き証人は消えていって
しまいます。せっかく保存を目的に残された車が次々に朽ちていくのは、忍びないで
すね。今年も九州のオヤ31が消えました。戦前の元スハ33、スハフ35の最後の
生き残りでした。職用車からオイラン車にされながら、ボディカットも最小限で非常
に貴重な存在でした。しかしJR化後に放置され、せっかく建設された博物館にも保存
されず、最後の戦前製特急用3等車は、解体されてしまいました。まことに残念です。

本日陸羽東線で運転されたレトロ義経号(旧型客車3両)は、全区間150kmの
うち、東北本線区間(50km)を現役時代と同じ最高速度95km、
表定速度82kmで小牛田ー平泉を走りました。乗車された方の話が某掲示板に
ありましたが、乗り心地も現役時代と同じでTR47の滑る様な乗り心地を楽しめ
たそうです。
整備をちゃんと行えば、50−60年以上前に製造された車でも現役時代と同じ条件
で走らせることも可能である証明でしょう。
手間のかかる旧型車両を安全かつ確実に現代で走らせることは、非常に苦労の多いこ
とと思いますが、自動化された現代故に鉄道会社にとっても必要な事かもしれません。



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