倶楽部メモ(288)
平成17年 9月 5日〜 9月 7日


投稿者 下総守こみやさん(^^)
投稿日 9月 5日(月)21時10分40秒
タイトル オリエント急行の運行
青列車様、安房守様ありがとうございます。   
条件がたくさんあったとは言え運輸省が柔軟に対応したのですね。
関係者の努力も大変なものだったと思います。
今でもイベントで旧客に乗れるのはこの時の副産物です。
もっと大事なのは皆が安全に乗車すること。
重大事故が起こると国土交通省も黙っていないでしょう。
余談ですが当時Nでオリエント急行客車買いました。
引っ張り出して買い物ついでに秋葉原で走ろうかな(^^)



投稿者 青列車
投稿日 9月 5日(月)21時13分54秒
タイトル 【オリエントEXP】換算66両?
お邪魔しますm(_ _)m
>>岩崎安房守義将さま
貴重なお話有難う御座います。
それにしても、オリエント急行の編成重量が657トン!随分とあったのですね。
EF65といえども単機で特通客C2速度は無理ですね(ただ走るだけなら何も苦労はないでしょうが…
1000トンの高速貨物Bを牽引して時速95キロで、
1200トンの地域間急行貨物列車を牽引して時速75キロで走れるカマですから)。
運転線区が制限されていたとは知りませんでした。
確かに特殊な列車ですから、どこでもかしこでも…って訳にはいかなかったとしてもむべなるかな。
あの時代だからこそできた夢物語でしょうか(いつしか伝説になる?)。

>>鉄道ファン団体利用による運転事故が細々と起こった

具体的にどのような事例があったのでしょうか?
(あ、お立場上そして事の性格上公にできない部分も多々あると思いますので、無理にご回答をいただく必要も、
まして強要するつもりもありませんので念のため)。
しかし、「堅気の素人集」ならいざ知らず、仮にも「鉄」を自認するものが、手動式ドア車輌で事故るなんて哀しいです。
昔この手の車輌が当たり前だった頃は、万が一デッキから落ちてもそれは落ちた側が悪い!
で済んでいたように思うのですが(実務上の処理については存じませんのでなんとも申し上げようがありません)…
かくいう私も中学生の時(もう30年以上前ですが)停車前の客車急行のナハ11のデッキからホームに飛び降り、
バランスを崩して転んでしまい、しこたま膝を打ち新品のズボンに大穴を開けた、
文字通り「脛に傷を持つ」身でありますが(^^);
今では時々トラストトレインのボランティアで、「ドアボーイ」を担当しています。
今時の若い人やある程度年齢の高い人でも都会地育ちの人などは、手動デッキの車輌を知らない上に、
万が一の事故でもあったら鉄道会社の責任も問われますから、
どちらの企業さんも、運営主催団体さんも、慎重にならざるを得ないのでしょうね。
個人的には夏場開けっ放したデッキで全身に風を浴びながら走ってみたい
(但しトイレより前!必然的に先頭客車の前デッキになってしまいますね(^^);…)と思う今日この頃です。


投稿者 EF5841
投稿日 9月 5日(月)21時49分49秒
タイトル 缶スプレー
にんにくたあ 様

缶スプレーなのですが、書き込みをして、ネットであることを考え、はたと思いました。
ちょっと危険を伴いますので、あくまでも自己責任の世界です。
従って、あまり詳しく書きませんが、
小生の場合、倒立させて、スプレーから噴霧しない両のときに、野外の火の気のない場所で、
かつ、失敗したとき周りへ飛散してもよい状況で、底の方へ穴を開け、噴霧用ガスを飛ばしております。

ジェイズの「ぶどう1号」 1号ではなく2号ですね。
むしろ「ため色」の方が赤にはあるものの明度が落ちていて、模型的にはよいですね。


投稿者 ツムラMUO
投稿日 9月 6日(火)13時53分10秒
タイトル 旧型客車の塗色
旧型客車特に食堂車の塗色について
形式特にマシ29・35の年代による
車体色の推移についてご存じの方、ご教授を。


投稿者 青列車
投稿日 9月 6日(火)20時09分43秒
タイトル 【食堂車】色の変遷
お邪魔しますm(_ _)m
生憎私も詳しくは存じませんが、基本的には一般車と同じように変わっていったはずです。
登場当時はぶどう色(おそらく1号)後にぶどう色2号になり、一部特急色が登場し、
マシ35の一部が近代化改造後青塗りになって北の大地で生涯を閉じたはずです。
青大将には所定ではオシ17が登用され、1〜4は最初から青大将カラーで登場したはずです。
ただ、予備車としてマシ35とマシ29?に青大将カラーのものがあった由(車番を特定できるまでには到りませんが…)。
また、設定当初の「はつかり」には、マシ35が使われましたので、白線2本入った塗装を纏っていました。
マシ29に果たして青塗りがいたか否かは生憎寡聞にして存じませんが、
オシ17、オシ16、マシ35以外は近代化改造の対象にならず、茶塗りのまま生涯を終えたものが殆どだったと聞いております。
ただ、何事にも例外はあるもので、こちら様の過去ログだったかと思いますが
青く塗られたマシ38も存在したと聞いております。
しかし不幸にして昭和42年頃発生した急行「安芸」の食堂車の火災
(車内で仮眠中の食堂車従業員が犠牲となった痛ましい)事故がきっかけで、戦前型食堂車は引導を渡されてしまい、
一般型客車の食堂車の勢力は大幅に縮小されてしまいました。
さらに昭和47年11月の、あの北陸トンネルで発生した、30人もの尊い命を奪った「きたぐに」の火災事故で、
彼ら一族はとうとう息の根を止められ、壇ノ浦に散った平家宜しく、鉄路の上から消えてしまいました。
今では食堂車そのものが極めて特殊な「レアもの」になってしまいました。
食堂車ファンとして落涙を禁じえない今日この頃です。



投稿者 まろねふ
投稿日 9月 6日(火)21時21分2秒
タイトル 食堂車の色
久々の書き込みです。
かなり以前のTRAIN誌で、マシ29-201が末期は青色塗装だったとの紹介があり、
白黒写真でしたが明らかにトーンが違う写真を見ました。
同じくマシ29には『さくら』の予備車で青大将が存在しました。
さて何番だったでしょうか、手元の資料には番号が見つかりません。 
昭和33年の配置表では101・107の2両が居たのですが…

曖昧な内容で申し訳ありません…m(_ _)m



投稿者 まろねふ
投稿日 9月 6日(火)21時28分38秒
タイトル 青塗りのマシ38
連投で申し訳ありません。

>青列車様
以前にここで話題になった、青塗りのマシ38ですが、車番は判りませんが確かに存在しました。
但し、営業用ではなくて、何かのイベントで展示された時にのみ青塗りとなったそうです。
この件に関しては、以前に元国鉄勤務の古老氏より証言をいただきました。


投稿者 仙コリ(管理人)
投稿日 9月 6日(火)21時45分19秒
タイトル 特急色となった食堂車
旧型客車の塗色の変遷については過去に何度も話題となっていますが、
一定の基準があるものの、例外も多数存在し難しいものとなっていますね。

特急色(青大将色・はつかり色)となった車両については、以前調べたものを
ホームページ本体「客車列車の旅」の3号車「客車資料館」の中で、
掲示板連動特別企画「青大将・はつかり色」として公開しておりますので参考にしてみて下さい。
ちなみに青大将色となった食堂車は
マシ29 101・107
マシ35 11・12
オシ17 1・2・3・4
はつかり色となった食堂車は
マシ35 1・2・3
オシ17 11・12・13
となります。


投稿者 EF5841
投稿日 9月 6日(火)22時56分13秒
タイトル 青大将
手元に資料がなく、不正確ですが、
マシ3511・12は、S31.11.19以降の工場入りのときからS35.5.31以降の工場入りのときまで
マシ351・2・3は、S31.11.19以降の工場入りのときからS33.10.1の直近の工場入りのときまで
マシ29101・107は、S32.7.1以降の工場入りのときからS33.10.1以降の工場入りのときまで
以上が青大将

マシ351・2・3は、S33.10.1の直近の工場入りのときからS36.10.1の直近の工場入りのときまで
はつかり塗装

であったかと記憶しております。


投稿者 クモイ103
投稿日 9月 7日(水)00時23分58秒
タイトル 「異色」の食堂車
 食堂車の「異色」ですが、青大将色とはつかり色になった車両については、
仙コリ(管理人)様の挙げられた通りだと思います。
 EF5841様が挙げられた中に、マシ351・2・3がありますが、この3両は31-11改正後[あさかぜ]に用いられており、
青大将にはなっていないと思われます。
また、この3両のはつかり色の期間を「S36.10.1の直近の工場入りのときまで」と述べられていますが、
[はつかり]の食堂車は昭和34年ごろオシ17に置き換えられ、マシ35は急行[北斗]に転じていますので、
確証はありませんが、もっと早い時期にぶどう色に戻ったのではないでしょうか?

 それ以外の「異色」としては、青15号化があります。
昭和39年9月26日の「車両塗色及び標記方式規程」の改定により、一部の客車に青15号塗色が指定されましたが、
このとき一般形の食堂車で指定されたのは、オシ16、オシ17、マシ35の3形式でした。
しかし実際には、昭和41年頃(?)急行[玄海]に使用されていた大ムコのマシ29 110、
およびマシ29 201の2両が青くなっています。
これは、編成仲間の寝台車や座席車がみな青いため、編成美を考慮したものと言われています。確信犯の規程違反ですね。
 また、青列車様、まろねふ様の言われる引退後のマシ38については、私は詳しく存じませんが、
これもマシ29と同じく規程にはないものです。


投稿者 EF5841
投稿日 9月 7日(水)00時38分43秒
タイトル マシ35の色
手元に資料がないため、不正確な記述ですみません。

クモイ教授の指摘ですと マシ351・2・3は、あさかぜへとのことですが、
はとの予備車は大ミハソからの借り入れということですか?
あさかぜ用にオシ17が東シナにも配置されたものと記憶しておりますが・・・。
あさかぜの場合、予備車を含めると5両必要であることは承知しております。


投稿者 岩崎安房守義将
投稿日 9月 7日(水)04時36分38秒
タイトル ちょっとネタばらし
 台風、なかなか強烈ですが、皆様はお代りありませんか?
 さて、模型の塗料の話題に関してなのですが、当たり前の事ですが完成品として発売されているものは
決して実車に忠実なものではありません。
 ことにプラ部品塗装の場合製造ロッドにより地色が異なったりすると仕上がりとして塗装の印象が大きく違って来ます。
 某メーカー勤務時代、この「塗装」に関しては多くの御客様から御相談なりクレームなりをフロントで受けたものです。
 このメーカーの場合、関西ペイントのアクリル塗料を使用し、全体として「暗く」発色する印象が有り、
秋アキ所管(土崎工場)茶色在来型一般車と同じ印象です。
14・24系のブルーは九州圏所管(小倉工場)車と同じ印象になります。
 別のメーカーの製品の茶色はまるで尾客品客所管(大宮工場)と同じ・・・
 但し、これはプラ地色が灰色の場合で、例えば103系通電の場合など同じ時期に製造されたにも関わらず、
クハは灰色・サハが黒色の地色の場合、同じカナリア(総武緩行線)でも印象は違ってしまい、
「色が違う〜」なんて事になっていた事がありました。
 模型用の塗料は実車を塗装する塗料と勿論違うのですが、最大の違いは「練り度」だそうで、
これは塗料メーカー各自独自の基準で作られていますから、実物用にしろ、模型用にしろ、
メーカーが異なる塗料を混合すると分離や変質したりする可能性が高くなります。
 更に、缶入スプレーとびん塗料で「仕入れ先」が違う製品もありますし、
缶入とびんの「練り度」を変えている製品もあります。
 HOの場合、多少練りが甘くても塗幕を注意すれば「らしく」なりますが、Nはモールドが消えたりしちゃいますから、
どうしても「薄め重ね塗り」になってしまいます・・・と、粒子の荒さが目立ち気味に・・・
 ちなみにメーカー製造時はかなり濃いめの塗料を乾燥時間遅めに調合して一気に一発塗装で仕上げます。
 但し、帯塗装(キハの窓回りや14・24の白帯やステンレス帯等)は一部ホットプリントで処理したりしていますから、
これまた異質の塗料で・・・メーカーによっては「アクリル地色+エナメル上塗り」で「表現」していたりしますから、
うっかりそのまま塗りますと大変な事になったりします。
 実物も同様で、同じ仕様書で納入されている塗料でも、メーカーや時期により発色の差がありますし、
経年変化による退色も差異があります。
 どうしても「赤」は退色し易い様で、茶色の再現はそれだけで一冊の本になる勢いだとか・・・
ただ、模型作りは自己満足・自己表現の世界だと思っております。
 色ひとつにも制作者のセンスがもろに出ますから、むしろ御自分の中にある「イメージ」や「印象」を基準にされた方が
宜しいのでは無いかと老婆心ながら申し上げます。
 それと・・・鉄道模型の車両ブックケースの「保護材」サンペルカは、退色作用が強いので
むしろ不織布や、金属部品を多用するものはフェルト布で巻くなどした方が「変質」しにくい様です。
投稿者のホームページ


投稿者 EF5841
投稿日 9月 7日(水)07時00分8秒
タイトル 塗装
岩崎安房守義将 様 のご指摘ごもっともだと思います。
色に対する感覚は、個人差が非常にあります。
また、模型と実車ではいずれも反射光で見るわけですから光源の色調に大きく左右されます。
とともに相対的なそれぞれの色の占有面積、視点距離も違いますので、仮に同一の塗料を実車、模型
(これもO、HO、Nと縮尺が異なる。)で塗ったとしても異なる色に見えます。
小生の場合、自分が最もよく鑑賞する場所の光源の状態に合わせて明度、彩度等を調整しております。
実車と模型では、屋外光線と室内人工光線ですから皆様も理解できるかと思いますが、縮尺の違いについては、
 O>HO>N で明度を上げております。また、相対的な占有面積の違いにより彩度を調整する場合もあります。

そして、下地による影響を受けないために下地仕上げは必ずし、特に隠ぺい力の弱い(黄色等)の場合には、
ベースホワイトを塗ると共に重ね塗りの場合に下地として更に塗る場合もあります。

色比較をする場合、晴天日、北側窓辺で行い、極力同一条件での比較に勤めております。

鉄道模型ではここまでしませんが、飛行機の模型の場合、トップライトとなる胴体上面と下面とで明度に差をつけ
曲面の強調をする場合もあります。

それから、艶の調子を整え、インレタ等のはがれ防止のために、必ずトップコートを吹いています。


投稿者 ツムラMUO
投稿日 9月 7日(水)13時21分1秒
タイトル 旧客塗色の件
食堂車塗色の件に対して多くの参考資料ありがとうございました。
鉄道模型に興味を持って以来、特に国鉄時代の客車特に食堂車が好きで
N/HOゲージ多数制作しましたが、いざ塗装となると悩みます、
特に旧型客車のカラー写真資料は少なく大変参考になりました。
資料提供の諸氏にお礼申し上げます。



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