倶楽部メモ:客車倶楽部過去ログ集:客車列車の旅

倶楽部メモSP
1レその他ツアー
終焉間際の寝台特急「富士」乗車記


倶楽部メモ(489) 平成21年 1月31日〜 2月 4日


投稿者

青列車

投稿日

2009年 2月 1日(日)11時33分46秒

タイトル

【1レ】ミニオフは叶わぬまでも…

ご無沙汰しております。
さて、いささかお見苦しい画像で恐縮ですが、
今朝(2009/02/01)の1レ「はやぶさ・富士」です(東京発1月31日)。
山陽本線嘉川〜本由良間で撮影しました。
実は今回「撮り」に赴いたのは、過日いただいたメールがきっかけでした。
客車に造詣が深くこちら様の常連でもあられるクモイ103様が
この列車にご乗車になり九州に赴かれるとのこと。
従前よりネット上では何かとお世話になり数多ご教示もいただいているのですが
現在はお互い遠隔地に暮らすゆえ未だにご尊顔を拝する機会を得ていません。
せめて!と思いその列車を撮影したものです。

生憎F値の暗いズームレンズしかないため陽射しこそありましたが
シャッタースピードが稼げず被写体ブレを起こしてしまいました。
因みに牽引機はEF6647。1号車はおそらくスハネフ15-21、
7号車がスハネフ15-20、12号車がスハネフ14-6です。
去る1月6日、徳山〜小倉間「はやぶさ」の「ヒルネ」を利用した時の編成が
スハネフ15-20+オロネ15-3002+オハネ15-2002+オハネ15-6
+オハネ15-1246+スハネフ14-6でした。
若しかしたら同じ編成かも知れません。

「Xデー」まであと6週間。有終の美を飾って欲しいものです。

投稿者のホームページ


投稿者

クモイ103

投稿日

2009年 2月 2日(月)22時53分0秒

タイトル

Re: 【1レ】ミニオフは叶わぬまでも…

青列車様

お膝元をただ通過するだけの非礼にも関わらず、
わざわざお出向きの上の撮影、恐れ入ります。
先ほど無事帰宅しました。
後日写真データを整理の上、この場できちんとツアーのご報告をいたします。
と、それだけの書き込みではナンなので、1/31東京発1レの編成記録など。
機 EF66 47
(1) スハネフ15 21
(2) オロネ15-3005
(3) オハネ15-2004
(4) オハネ15-4
(5) オハネ15-1122
(6) スハネフ14 5 (ここまで「はやぶさ」)
(7) スハネフ15-20 (ここから「富士」)
(8) オロネ15-3002
(9) オハネ15-2003
(10) オハネ15-1201
(11) オハネ15-1246
(12) スハネフ14-6
九州内「富士」の牽引機はED76 69でした。
関門間および「はやぶさ」牽引機は、諸般の事情で不明ですm(_ _)m。


倶楽部メモ(490) 平成21年 2月 4日〜 2月 7日


投稿者

クモイ103

投稿日

2009年 2月 4日(水)20時44分59秒

タイトル

1レその他ツアー(1/5)

 本来なら静かに見送る「富士・はやぶさ」の最期ですが、
私なりの“こだわり”があって、がらにもなくお名残乗車して来ました。
 その“こだわり”というのは、「東海道本線第1列車に乗ること」です。
これまで何度か利用してきた東海道ブルトレですが、
「1レ」には乗ったことがありませんでした。
これが最後のチャンスです。

 大晦日の午前10時、某駅みどりの窓口。
腕時計の秒針を睨みながら、窓口係員氏が一瞬の気合いでキーを叩き、
次の瞬間その表情が緩みます。
取れた寝台は「8号車5番個室」、往年の一等寝台車“イネ”の
直系の末裔と言える東京発のシングルデラックスで
「1列車」の旅を飾るため、清水の舞台から飛び降りたのでした(痛かった…笑)。
係員氏には大感謝です。

 そして1/31(土)18:03、念願叶って「特別急行第1列車『富士』」で
東京駅を滑り出したのでした。
駅弁の食事を済ませた後、個室内の設備を一通り撮影しておきます。
廊下の外を頻繁に人の通る気配があり、
今夜の1レは満席と車内放送が告げています。


投稿者

クモイ103

投稿日

2009年 2月 4日(水)20時45分54秒

タイトル

1レその他ツアー(2/5)

 個室内の洗面台の蓋を開けたところです。
 “イネ”の必須アイテムだった折り畳み式洗面台ですが、
この車両では固定式となりました。
その後国鉄末期から百花繚乱となった豪華個室寝台では、省スペースのためか、
形を変えてまた折り畳み式になっているものもありますね。



投稿者

クモイ103

投稿日

2009年 2月 4日(水)20時47分50秒

タイトル

1レその他ツアー(3/5)

 明けて2/1(日)6:53、青列車様のお膝元徳山に着きます。
ホームを見回すと、何度となくご投稿でお目にかかっている
上りホームのアングルが目に入ります。

 実は、私にしては珍しく寝台でなかなか寝付けず、
この時不覚にも軽い乗り物酔い状態となっていました。
今思えば、乗車時すでに風邪をひきかけていたのでしょう。
徳山から乗り込んできた車販から幕の内弁当を購入すると、
あとは個室の寝心地をひたすら堪能するという、
ある意味究極の寝台列車の旅を満喫したのでした(笑)。
関門での機関車交換も、8号車から最前部まで行くのは億劫だし、
どうせ大勢の人が撮ってるんだろうから私はいいや…と華麗にスルー(爆)。

 そして日豊本線の車窓も殆ど見ないまま、10:19、列車は宇佐に到着します。
予定では終点大分まで乗車し、噂に聞く大分空港アクセスの海陸直通(!)
ホバークラフトに乗ってみるつもりでしたが、
この体調では自殺行為と断念。代わりに?宇佐神宮参拝と相成りました。
 バスなら門前まで10分位ですが、丁度良い便が無いので迷わず徒歩。
参道の長い石段を含めると、往復でかれこれ2時間近く歩きました。
おかげで体調もだいぶ回復。
 最初の鳥居を入ったところに、クラウス製の蒸機が保存されています。
明治24(1891)年製造、九州鉄道が輸入し、
国鉄を経て、大分交通宇佐神宮線で活躍したとのことです。


投稿者

クモイ103

投稿日

2009年 2月 4日(水)20時48分47秒

タイトル

1レその他ツアー(4/5)

 宇佐発13:15の普通4647Mで別府へ移動。
815系の2連で、ロングシートながら一人一人の着席位置が
はっきりわかる座席構造が目を引きます。
 別府はさすが名だたる湯の町、
駅前に足湯ならぬ「手湯」というのがあって旅行者を迎えます。
町中の温泉で体をほぐし、
小腹が空いたので名物「うどん汁」でちょっとカロリー補給。
駅へ戻れば、程なく上り「富士」がやってくる時刻です。
これをホームでキャッチ。
別府駅のホームには、昔ながらの洗面所が今も現役でした。
 私は17:01発の4655Mに乗車、先ほどの4647Mの編成がまたやって来ました。
乗車券の行き先より1駅手前の西大分で下車します。
徒歩10分位で、やって来たのはフェリーターミナル。

 大分港19:00発、神戸六甲アイランド6:55着、
ダイヤモンドフェリー「さんふらわあ ぱーる」、
最近新造されたばかりのピカピカの新鋭船です。
「スタンダード」のネット割引き運賃は\10,800-ナリ、
これが「富士」のシングルデラックスを上回る設備の快適な個室なのです。
夜行列車の競争相手として廉価な高速バスがよく注目されますが、
船も全く侮れません。
 むかし宮崎から大阪までやはり夜行フェリーに乗りましたが、
特急「彗星」より1時間遅く出たのに、
大阪南港には「彗星」の大阪着とさほど違わず着きました。
関西と九州東岸の間では、遠回りの鉄道ルートに対し
ショートカットの航路が有利なのですね。


投稿者

クモイ103

投稿日

2009年 2月 4日(水)20時59分54秒

タイトル

1レその他ツアー(5/5)

 そういうわけで2/2(月)朝、神戸空港までのポートライナー延伸区間乗り潰し、
和田岬線の103系に初乗車と来て、
以前この掲示板でお知り合いとなった京都在住の「懐古知新」様とミニオフ会です。
 懐古知新様は、ご幼少時の思い出にある昭和30年代前半の国鉄京都駅に、
並々ならぬこだわりをお持ちで、
Nゲージで駅全体を再現しようという遠大な作業に着手しておられます。
その情熱に共感し、
私も及ばずながら情報面を中心にお手伝いさせていただいています。
実は今回、車両の転属(手渡し)のための訪問でした。

懐古知新様のブログ
「国鉄京都駅をNゲージで再現する、途方もなくあふぉな日記」
http//d.hatena.ne.jp/ms99/#edit_in_place(httpを半角に直して下さい)
(ブログでは「ms99」と名乗っておられます)

 その夜「のぞみ」で帰ってきたのですが、このトシで夜行2連泊は辛いです(^^;。
快適な筈の寝台でこうですから、かつて東京〜鹿児島間を2夜行で結んでいた
急行「さつま」利用者の苦労はいかばかりかと…

 ともあれ最大の課題が達成できたので、私としてはまあ90点の満足でした。
青列車様、またもやのスルーで失礼しました。
懐古知新様、久々に熱い京都駅談義を聞かせていただき、刺激になりました。

仙コリ様、皆様、とりとめのない日記的な書き込みで大変失礼しましたm(_ _)m。


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