倶楽部メモ:客車倶楽部過去ログ集:客車列車の旅
倶楽部メモSP
急行「天の川」
急行「天の川」について・列車愛称の命名感覚



倶楽部メモ(330) 平成18年 7月 3日〜 7月16日

投稿者 雑魚
投稿日 7月 7日(金)18時17分57秒
タイトル 七夕雑感
本日は七夕ですね。我が子も短冊に色々(欲張って)願い事を書いています。織姫と
彦星にとって、今宵は年に一度の逢瀬を許された、貴重なデート・タイム。他人様の
願い事を一々聞き届けている暇は無いのではないか、と感じつつも私も一筆。

「今月下旬の『烏山山上げ号』運転の際は、天候に恵まれます様に(^^)」

本日の旧日立電鉄・常北太田駅跡はこの様な状況でした。先頃に御紹介がありました
郡山工場における「出雲」解体の記事を彷彿とさせる様で、七夕の天の川に迎えられ
お星様となってしまうのか、などと考えると、少し寂しくなりました。

天の川といえば、同名の夜行急行が上野−新潟に設定されたのは、1963年の事でした。
1972年に上野−秋田(羽越線経由)の寝台急行となり、1976年には、従前の10系から
20系に置換された為、当時としては結構な人気列車だった様ですが、僅か四年後には
特急「あけぼの」の24系置換を以て、20系の定期特急運用が消滅したのでした。

「銀河」に象徴される夜の天体に因んだ命名は、正に寝台列車ならではの味わいです。
既に過去帳入りした「天の川」「明星」「彗星」「月光」等の愛称を、減少の一途を
辿る夜行便に優先的に付与して欲しい気もしますね。以上、京都−熊本の寝台特急が
現在なお、沖縄の県都を名乗っている必然性が良く判らない雑魚でした。


投稿者 岩崎安房守義将
投稿日 7月14日(金)07時34分14秒
タイトル 空に横たふ天の川
 皆様お代りございませんでしょうか?
 雑魚様の記事を拝読しておりまして、急801列車「天の川」にちょっと覚えが・・・
 新幹線上野開業前夜、廃止となる「天の川」最終列車の放送、小生がさせて頂きました。
 同じ駅に勤めていたとは言え、委託会社の契約社員でしかなかったのですが、
現在の特定非営利活動法人交通文化連盟の前身となるサークル「北海道鉄道研究会」として
ちょくちょく地平ホームの鉄道マニアの「監視」で駅に協力しておりまして、
人気の20系列車廃止と言う事で、鉄道公安や駅に危ない危ないと騒いでいたところ、
偶然その日「57年11月14日11Mみちのく最終列車放送」をさせて頂いた助役さんが出番で、
「放送やってやれや・・・」と相成りまして・・・
 「本日付の指定券をお持ちの御客様が御利用になれます」的自動放送がございますが、
あれのルーツは「みちのく」で、その日その録音をしたいと言うサークルの仲間が、
「放送の時に日付けを入れてくれない?」と提案された事が・・・まぁファン心理から生まれた「策」ですが・・・
 「天の川」の放送も手許に残っておりますが、簡単に歴史を説明、長い汽笛を残して去る最終列車・・・
 その後「出羽」「鳥海」「あけぼの」と変わった「天の川」が行き来した道、
今夜も・・・あ・・・羽越本線は只今土砂崩壊で小岩川〜あつみ温泉間抑止で今夜は夜汽車が通りません・・・
長々と失礼致しました!
投稿者のホームページ

投稿者 雑魚
投稿日 7月14日(金)13時45分14秒
タイトル 天の川
> 千葉までの電車区間は、緩行との並行ダイヤでしたからのろのろ運転でしたが、

「スーパーあずさ」が本来の俊足を必ずしも発揮できない都下の中央線を連想します。

> 簡単に歴史を説明、長い汽笛を残して去る最終列車…

「天の川」の年譜としては、この様な感じでしょうか(不備がありましたら、御指摘
下さい)秋田発着当時は、従来の新潟回転の延長という事で、羽越線内では下り始発、
上り最終と位置付けられた筋だったのでしょうか。以前話題となった「きたぐに」も
新潟で系統分割された際、以北は「いなほ」置換でしたね。

  1963年)上野−新潟の夜行急行(車両不詳)として設定。
  1972年)10系寝台急行として秋田まで延長。新津−新発田では新潟を経由。
  1976年)20系に置換。
  1985年)14系に置換の上、不定期化。
  1994年)廃止

> 羽越本線は只今土砂崩壊で小岩川〜あつみ温泉間抑止で今夜は夜汽車が通りません

昼の報道で映像が紹介されました。結構、大規模に崩れていますね。あの辺りですと、
五十川−小波渡の波渡崎付近でしたか、電化後に付け替えられた旧線の区間において、
断崖地で海風に晒される架線柱を見物した事があり(同様の代物は、勝木−府屋でも
見掛けました)羽越線沿線の地勢的な厳しさを実感しました。それだけに、並行する
国道七号線で由良峠を越えた途端に、庄内平野が広がる様子は、実に感動的でしたね。

なお、同区間の車窓風景を楽しむなら「列車通り」シリーズ「きらきらうえつ号」で
天候が良好な映像が楽しめ、これは本当に御薦めです。このテのDVDも、撮影時の
天候次第で、印象が本当に違って来るものですね。羽越線の画像が見当たらないので、
雄物川橋梁を通過中の「あけぼの」車中から見た秋田の街の様子を紹介申し上げます。


投稿者 てりてり
投稿日 7月14日(金)21時14分44秒
タイトル 列車名 雑感
 ご無沙汰であります。てりてりで御座います。
そう言えば「天の川」と言う夜行列車も実際見た訳では有りませんがありましたね。
 昭和初期「富士」「櫻」「燕」から始まった列車名も今日では様々なものがありますが、
列車名と区間、形式等がすぐに思いつかないものがあり、
齢をとったなと思うと同時に(古い言い方ですが)「スーパー」等の名前はもう少し考えて呉れたらなと考える事があります。
 民営化当時は「国鉄型」と新会社との区別・又は停車駅が少ない等の区別をつける為に
「冠」をつけていた様な感がしましたが、そのまま今日に至っているような気がします。
 常磐線の「スーパー」「フレッシュ」ひたち・北陸線の「サンダーバード」「スーパー」雷鳥・
日豊線の「ソニック」「にちりん」とありますが、立ち止まれば首をかしげる事もあります。
昔の急行列車は確かに名前が多いといわれた事がありましたが、
何と無く行き先と名前が一致していた様な。と考えてしまいました。
 「スーパーひたち」を「ひたち」に「フレッシュひたち」を「ときわ」に、
「サンダーバード」を「雷鳥」に「スーパー雷鳥」を「立山」に「雷鳥」を「ゆの国」に…と妄想してしまいました。
確かに今日は乾いた(ドライな)感があります。一方、日本語を大事にと言う風潮もあります。
とは申せ、テレビ番組などで地名が出ても一体何処に位置しているのかと、
また何が地名の大元なのかと戸惑う事があります。
早く新しい全国地図を買おうと財布の底をつついております。
 今回は全く列車と関係の無い書き込みをしてしまいましたが、
天の川と言う名前に夜空を見上げてしまいましたが今宵は「土砂降り」です。
梅雨末期。皆様何卒お気を付けてお過ごし下さい。それでは。

投稿者 雑魚
投稿日 7月15日(土)08時23分17秒
タイトル 列車愛称の命名感覚
>「スーパー」等の名前はもう少し考えて呉れたらなと考える事があります。

「スーパー」「フレッシュ」が往来する常磐線沿線(ちと離れます)の住民としては、
御指摘の様に、緩急差に基く愛称区別を、往年の特急・急行よろしく簡便な日本語で
表記すれば、と思います。なお「フレッシュ・ひたち」の場合、将来「リフレッシュ・
ひたち」と改称するのではないか、といった冗談もある様です(^^)

> 昭和初期「富士」「櫻」「燕」から始まった列車名も

こうした愛称が仮名表記になった感覚は、軍艦ないし自衛艦についても、同様ですね。
堅苦しくならない様に、という事なのでしょうけど、昨今の大合併の結果、相当する
漢字表記があるにも拘わらず、あえて仮名表記とする自治体(例えば、常陸那珂港を
擁する茨城県ひたちなか市)が少なくない点については、少し違和感があります。

漢字と仮名を併用する事で、独特の抑揚、ないし韻律を伴う日本語の美点は、大切に
したいものですね。その様な訳で、沿線の風物との符合性も見当たらない「スーパー
ホワイト・アロー」は「超白矢」と改称する事を提唱します(^^)

今日は天気が良さそうなので、その、ひたちなか市で茨城交通でも撮って来ますかね。


投稿者 下総守こみやさん(^^)
投稿日 7月15日(土)22時36分35秒
タイトル 列車愛称名
それにしても横文字が多くなりましたね。
昔の急行は山川の名前など地方色でよかったと思いますが
知名度が低いものもあってなんだろって言うのもありました。(ぬさまい?)
新幹線の<のぞみ>ですがこれは満鉄の急行の愛称でした。
もし<あじあ>と着けたら中国から顰蹙買うかもしれません(^^;
余談ですが旧日本海軍の軍艦名は戦艦が旧国名、巡洋戦艦と重巡洋艦が山の名、
軽巡洋艦が川の名と決められており海軍大臣が二つ候補を出して天皇陛下に決めて頂き命名していました。
今日は安房殿のお誘いで足立レールフェステへ。
今回も本線を一つ明け渡して頂き自分の車両を持ち込んで楽しんで来ました(^^)
この場を借りてご好意に感謝いたします!

投稿者 雑魚
投稿日 7月16日(日)16時53分52秒
タイトル 幣舞 (ぬさまい) 橋
> ぬさまい?

釧路市街の旧釧路川に架かる幣舞橋の事ですね。四季を謳った橋上彫刻等の作風から、
札幌の豊平橋や旭川の旭橋と共に「北海道三大名橋」とされているそうです。これを
愛称に冠した列車は、準急・急行・快速、いずれの時代も、帯広−釧路の運転でした。
もう少し判り易い沿線風物(例えば「十勝川」など)は無かったのか、と感じますが、
我々が考える以上に、幣舞橋の知名度は、道内では大きいのかも知れませんね。

> <のぞみ> ですが これは満鉄の急行の愛称でした。

他には「あさひ」「あじあ」「はと」「ひかり」「興亜」「大陸」などがありますね。
旧満鉄の客車列車については「ガンダム」で御馴染み安彦良和さんが著した「虹色の
トロツキー」という漫画の作中で「あじあ」号を含め、描写が多く見られます。

先日、ある御笑い番組にて、三つ子姉妹が生まれ「のぞみ」「ひかり」「こだま」と
命名したところ、長女と次女は普通に泣く一方、三女は「チッチキチ〜」などと妙に
ドスの効いた声で泣いていましたとさ(^^)

> 旧日本海軍の軍艦名は、戦艦が旧国名、巡洋戦艦と重巡洋艦が山の名、軽巡洋艦が
> 川の名と決められており、海軍大臣が二つ候補を出して天皇陛下に決めて頂き命名

海自の場合は、基準排水量 5000t以上の護衛艦が山岳名、一般の護衛艦が気象や天象、
地方隊の護衛艦が河川名、潜水艦が「〜しお」、掃海母艦が海峡名、掃海艇が島嶼名、
大型輸送艦が半島名だそうです。以前「あかしお」「つなみ」「やませ」等の艦名を
何かのパロディーで一瞥しましたが、新幹線に至っては「○ぞき」「さ○り」などが
記載された時刻表ネタもあるそうで(^^)

かなり渋目ではありますが「はくつる」の例にも鑑みて、個人的には、大相撲力士の
四股名や酒類銘柄なども、充分に「応用」できるかと感じています。

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