倶楽部メモ:客車倶楽部過去ログ集:客車列車の旅
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ナハネフ20の窓割りと寝台配置について



倶楽部メモ(114) 平成平成13年10月23日〜10月28日

投稿者 急行西海
投稿日 10月26日(金)16時25分46秒
タイトル ナハネフ20
本文

こんにちは。はじめて投稿させて頂きます。急行西海と申します。
たいへん為になる情報ばかりで、いつも楽しく拝見させて頂いております。
今回は自分では、なかなか見つけきれない情報で困っており、質問させて頂きます。

表題のナハネフ20ですが、20系の普通座席緩急車ナハフ20の改造車と言うのは、
解るのですが、この車輌の寝台数と配置(窓割りに合わせてあるのか?)がハッキリしません。
ある本では「窓に合っていない」っとありますし、窓に合っていたとしたら、寝台の幅、
もしくは寝台の間隔(全寝台数も)は他の20系ハネ・ハネフとは違ってしまいます。
この辺が解る資料ってなにか良い物ありますでしょうか?
また、窓の一部を埋めていますが、ここの寝台からは外が見えずに壁になっていたのでしょうか?

ご存知のかたいらしゃいましたら、ぜひお教え下さい。
また雑誌や書籍などの資料でも紹介して頂ければ、自分でも捜してみたいと思いますので
よろしくお願い致します。


投稿者 JIN  
投稿日 10月26日(金)20時54分49秒
タイトル スハネ30・ナハネフ20
本文

こんにちは。

急行比叡さん
スハネ30ですが岡山県人さんのおっしゃるようにスハ32とスハネ30では
残念ながら窓のピッチが違います。
スハネ30の製品はエッチングキットですがタバサから出ています。
(リベットの表現は何故かありません)

急行西海さん
ナハネフ20の寝台は窓配置通りなので寝台の数は42人とナハネフ22よりも少なくなっています。
壁になってる所は冷房ダクトが通ってたためです。
ちなみに鉄道ファン391号のイラストではトイレから6番目の窓が埋まっているが、
同誌の実物写真を見ると5番目が埋まっています。

投稿者のホームページ

投稿者 急行西海
投稿日 10月27日(土)01時36分17秒
タイトル ナハネフ20 
本文

こんばんは、急行西海です。
JINさん、さっそくのご回答ありがとうございます。

なるほど、ナハネフ22などより定員が少ないわけですね。

>壁になってる所は冷房ダクトが通ってたためです。
っということは、あそこの窓埋め部分は寝台と寝台が背中併せの部分だったわけでしょうか?
想像すると変な感じがしますね。車内でも、みょーに間延びしてたんでしょうね。
また寝台(座席)を窓配置にあわせるとなると、
やはり寝台幅(52cm)はそのままで寝台の間隔が広かったんですかねぇ。
まさか、寝台幅が広かったなんて、話は聞いたことないですし・・・。
それでも間隔が広かったなら、ちょっとは贅沢だった訳ですね。おなじハネでも。
乗ってみたかったなぁ。

それから、「鉄道ファン391号」の側面図は確かに写真とは違っていたので、
前から気になっていました。あれは間違えでしょうかね?
写真とは別の車輛でいたのでしょうか。なぞがまた増えてしまった。

なぞといえば、車端部のパノラマガラスがナハフ20初期車の平面ガラスのものと、
曲面ガラスのモノと両方ともナハネフ20(確か3両のみなのに)に改造されてますけど、
このへんの車番って出ている資料はないんでしょうかねぇ。

んーっ。むずかしい。20系の特集って雑誌とかでは何度もやっているんですが、
おなじ記事ばかりで、特定番号や改造履歴が判るものがないんですよねぇ。
自分が探せないだけでしょうか?
何かバイブル的な資料(書籍)ってありますでしょうか?

質問ばかりで、すみません。


投稿者 車掌@仙コリ
投稿日 10月27日(土)13時38分16秒
タイトル RE:ナハネフ20
本文

急行西海様

ナハネフ20・21について、手持ちの資料を調べてみましたが、窓埋め部分については
やはり寝台が背中併せの部分(寝台0.5区画分)で、壁側は冷房ダクト・通路側は物置
となっていたようです。
また、窓埋め部分の場所ですが、寝台2区画の次ですので、当然5番目の窓が正しいです。
ただしナハフ20・21時代の1番目の窓にあたる部分はトイレに改造されていますので、
ナハフ20・21時代の窓でいえば6番目相当の窓部分になるので、これが混同されている
のではないでしょうか?
寝台の幅はもちろん52cmのままで、寝台の間隔が通常52cmのところが75cmも
あったようです。たしかに贅沢な車両だったようですね。

車端部のガラスの件ですが、平面ガラスであったナハフ20は、1・2・3・51・52
の5両で、ナハフ20の改造歴を見ますと

改造前(種車)   窓   改造(寝台車化)後
ナハフ20  1  平面  ナハネフ22 501
ナハフ20  2  平面  ナハネフ20   2
ナハフ20  3  平面  ナハネフ20   3
ナハフ20  4  曲面  ナハネフ20   4 
ナハフ20  5  曲面  ナハネ20  513
ナハフ20  6  曲面  ナハネフ22 505
ナハフ20 51  平面  ナハネフ22 502
ナハフ20 52  平面  ナハネフ22 503
ナハフ20 53  曲面  ナハネフ22 504

となっていますので
ナハネフ20は、2・3が平面ガラス、4は曲面ガラス。
ナハネフ22は、501・502・503が平面ガラス、504・505は曲面ガラスとなりそうですが、
ナハネフ22の車体は新規製造なので全車が曲面ガラスとなります。


倶楽部メモ(115) 平成13年10月28日〜10月31日

投稿者 急行西海
投稿日 10月29日(月)09時56分57秒
タイトル RE:ナハネフ20
本文

おはようございます。急行西海です。
車掌@仙コリさま、詳細な説明ありがとうございました。

ナハネフ20には「1」がいなかったんですね。
ちょっと、驚きました。
でも、自分が造りたい(もちろん模型)ナハネフ20は
4番だと言うことや、座席配置もわかって、
何かモヤモヤが晴れてスッキリしました。
それと、20系のような新しい(?)客車でも
旧型客車のように一筋縄ではいかないんだと、
改めて思いました。

それにしても、この掲示板の凄さを今回、再認識しました。
レスくださったJINさま、車掌@仙コリさま、ありがとうございました。


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