倶楽部メモ:客車倶楽部過去ログ集:客車列車の旅
倶楽部メモSP
客車形式の系・形・型・番台・番代




倶楽部メモ(30) 平成12年 1月 2日〜 1月10日



投稿者 寝台特急  
投稿日 01月09日(日)22時03分30秒
タイトル 形と型 
本文

みなさんはじめまして。
早速ですが前々から気になっていたことを質問させて頂きます。
現在の寝台特急の主流となっている14系・24系ですが、
当初より2段寝台だった15形・25形の表記方法?が、
形と型の2種類有るようなのですが、どちらが正しいのでしょうか?
ちなみに雑誌を調べると
形 鉄道ジャーナル・鉄道ファン 等
型 鉄道ダイヤ情報 等
と形のほうが多いようですが、まったくふれずに14系・24系とのみ
記載している雑誌もあるようなので、どれが正しいのでしょう?

また、個室寝台車などの1000番代等についても、
番代・番台の2つに分かれているようです。
こちらも番代のほうが多いようですが、どちらが正しいのでしょう?

初歩的な質問かもしれませんが、よろしくお願いします。




倶楽部メモ(31) 平成12年 1月10日〜1月19日



投稿者 大和路環状線  
投稿日 01月10日(月)22時45分01秒
タイトル 考え過ぎかな・・・(^^;; 
本文

こんばんわ。

●牟田口信宏さん

はじめまして。山陰のオハフ33に懐かしいナンバーがあったので感激しました。
特に、オハフ33 389(米ヨナ)・オハフ33 2625(福フチ)は、オハニ36を除いた
国鉄ニス塗り客車の最後の2両ですね。
私も、旧客最後の1年はこの2両を乗り倒しました。(^^;
(薄識ゆえ、質問の答えになっていなくて済みません。)

●KENさん

行き帰りとも寝台特急の旅、優雅でいいですね。(^^)
「エルム」も「北斗星」も乗ったことはありませんが、せっかく長時間缶詰めになる列車ですから、
いつか私が乗る時も、後に残るような出会いが作れるといいなと思います。
寝台列車はそういう出会いが生まれやすいので、旅の演出には欠かせませんね。

●寝台特急さん
>「型」と「形」

「JRが定める正式な表記」というのがあるのかも知れませんが、
実際、私は「14系15型」という表記をほとんど見たことがありません。

「型」説の言い分を推測すると・・・
「14系15○」の「15○」が、個々の形式番号「(例) オハネ<15形>」と別個の概念
であるというのは明白です。
それゆえに、「型」という別の表記を用いて形式番号の「形」と区別しようとしているのでしょうか?
(つまり、「系」→「型」→「形」という階層関係の設定。)

>「台」と「代」

私は逆に、「台」の方が一般的のような印象を持っているのですが・・・。(^^;;
(確かに「代」もそこそこ見ます。
少なくとも↑の「型」&「形」に比べて「ゆれ」が大きいのは事実だと思います。)

具体的に考えますと、「代」の方は「20代」「1990年代」のように、
一般的に<年齢>や<時代(世代)>を表す場合に限って使われるような・・・。
一方、「台」は「1000円台の品物」とか「9時台の列車」のように意外と用法に汎用性があります。
これをチェンジして、「20台(←年齢として)」「1990年台」がダメなのは明確ですね。
後者では、「1000円代」という表現は個人差があるかもしれませんが、
「9時代」という言い方は確実に苦しいでしょう。

従って、理屈としては「台」の方がより適切と言えそうです。
しかし、「2000番○」という言い方を「車両の<世代>を表すもの」という風に捉えることも可能です。
そう考えると、表現に「ゆれ」が生じているのも納得はいきます。

以上は理屈上の話に過ぎませんが、参考意見として・・・。
正式に決まっているなら、誰かに教えて頂きたいと思います。(^^;




投稿者 車掌  
投稿日 01月12日(水)14時10分10秒
タイトル 書き込みありがとうございます 
本文

●水ミトさん
詳しい説明ありがとうございます。
>実は43系のウインドシルは他形式より微妙ですが太いです。
そうでしたか。図面をよく見ると、自分が書き込んだ寸法は窓の高さでした。
てきとうなことを書き込んでしまい申し訳ありませんでした。
43系が太かったと言うことはスハ43・44・45・オハ46・47の系列はすべて太かったんですね。
実際にはどの程度太かったのか教えていただけると勉強になります。

●天カメ@燃焼効率さん
>今まで実物で見たブドウ色2号より明らかに濃い!?
>それとも保存時に別の色を塗られてしまったんでしょうか?
実際に保存されている客車等の色は、かなり色あせてしまっている場合が多いので、
本当のブドウ色2号は結構濃い色だと思うのですが...
また、保存時に塗り替えられてしまった車両も多く、私の見た中でも郡山工場のオハフ61等は
あきらかに違う色(赤茶色?)に塗られてしまっています。

>旧客は緩急車の運用向きとかの決まり、無かったんですかね?
車掌室やトイレの位置等で1位側・2位側というのは決まっていますが、
基本的に旧型客車は向きに関係なく連結できるはずです。

●KENさん
はじめまして。
行きはエルム、帰りは北斗星ということで寝台特急の旅を満喫してきたようですね。
>エルム号の中で出会った人が、気軽に話し掛けてくれて。
よい思い出が出来たようですね。大和路環状線さんも書かれていますが、
寝台特急はそういった旅情が残る最後の砦だと思います。 
>将来こうゆう思い出を作る列車の運転士になりたいなあと思っています。
私も昔はそう思っていたのですが...
KENさんはぜひ実現して、立派な運転士になって下さい。

●寝台特急さん
JRのホームページ等の公式資料では14系・24系としか記載されていないので
正式には形?という言い方は存在しなく、形or型というのは通称?なのだと思います。
そのためメディアによって形と型が混在しているのではないでしょうか?
この件は、より詳しい方の書き込みを期待したいと思います。

●221レさん
保存客車の情報ありがとうございます。
ホームページ内の保存客車資料館の方は、しばらく開店休業状態だったのですが、
今年は写真の追加等をはかっていきたいと思いますので、情報は非常に助かります。
また、私も当時(旧型客車が現役だった時代)はあまり記録はしていなかったのですが、
スハフ32 2357の仙コリ時代は地元だったので間違いなく乗っていたと思います。
(狭窓の客車に乗ったことを覚えていますので)

●安田 真紀さん
横川のオハネ12 29は昨年夏に見てきたのですが、車両のあちこちの長崎の文字が見受けられ、
知っている人が見ればいかにも「ながさき」に使われていた車両だということがわかるような状況で、
うれしいかぎりでした。
今年度中には、更に展示車両が増える予定ですので、私も再度訪れたいと思います。

●大和路環状線さん
いつも詳しい書き込みありがとうございます。
「型」と「形」及び「台」と「代」の件ですが、先ほども書きましたが、JR(国鉄)としての
正式な呼び方はないのでは?と思われ、それが雑誌等で混在している原因だと思いますが、
大和路環状線さんのお考えは非常に参考になりました。
これからもよろしくお願いします。




投稿者 足袋助大キト
投稿日 01月12日(水)17時33分16秒
タイトル 系/型/形のひとり言 
本文 昔、竹下客車区が健在だった頃の思い出です、14系15形は落成当時よく聞きました、
この手の呼び方は聞き覚えがなかったので覚えています、
助役が「14系の15形ができたもんな〜」と言って、説明書を見た覚えがあります。
称号呼称も戦前戦中戦後の流れを一貫して見ると、呼び方の答えも一貫しませんが
系は10・20系以降からでしょうか、
何か文書要覧で呼んだ覚えがありますが、探しておきます、
以前博物館でスハ43系という呼び方を聞いて新鮮に覚えた記憶があります、
客車区の職員方々は、しきりに形式と呼んで余り系と言うのは、
20・12・14系程度しか聞いた覚えがありませんでした、
「窓ガラスの割れたとや、スハのヨンサンか、オハのヨンナナじゃなかとか!
ヨンサンゴナナイチならスハやろが!」ってな具合に自区の車は癖までしってました、
そして「あさかぜ」は胸を張って「これが20系たい」と自慢げに語っていたのを思い出します、
現場では形式番号と記号番号で呼んでいたので、
新系列以降が系呼称の始まりかと思っていました、
車両番号も門鉄の現場では100台番号と言う様に呼称し、書類に有ったのを覚えています、
私は100番台と言っていましたが、現場では番台は聞き覚えがありません、
型は機材銘板に記載が多かったですが、車両の型は覚えがありません、
百数十年の時代の移り変わりに応じて変化して行ったと思いますが、もう少し調べてきます。
 実は私自身旧客を系で呼ぶ事に違和感を感じますが、趣味界では定説のようで
現場と趣味界のギャップの一面を見るようです、
まあこれは私のひとり言ですので、聞き流してください。
投稿者のホームページ



投稿者 車掌  
投稿日 01月14日(金)09時02分37秒
タイトル RE:系/型/形のひとり言 
本文 足袋助大キトさん
国鉄時代の現場での話をしていただき、本当に参考になりました。
国鉄内部では、やはり形の方が正式だったようですね。
この話題については別ルートでも調べてみたのですが、すくなくても国鉄時代は
「形」と「型」については「形」が、「番台」と「番代」については「番台」が正式だったようです。
とはいっても「型」が鉄道ダイヤ情報誌等・「番代」が鉄道ピクトリアル誌等の
専門誌で使われているので、複雑な状況になってしまっているようですね



投稿者 足袋助大キト  
投稿日 01月14日(金)21時13分25秒
タイトル 客車区での独り言 
本文 気になる事があって、久しぶりに助役へ電話をしました、
駅務出身の方が途中スハ43571をスハヨンジュウサンゴヒャクナナジュウイチと発音したので、
スハノヨンサンゴウナナイチではないかと聞いたら、正式には前者が正解だそうで、
現場では読み違いや勘違いを防ぐ意味で、後者の読み方をしていたとの事、
安全輸送が最優先なので、安全を確保する意味で局所的に内規が有ったようだと話してくれました、
博多駅などの通過駅で客車区のサービス班が短時間に処置するには、
確実な記号番号を掴む必要で後者の呼び方をしていた訳で、
25年もそれが正規の呼び方と思い込んでいました、
話の中で835番をハッピャクサンジュウで切ったために、検査掛が830番の番号を探しているうちに
発車時間となった、始末記を話して頂きましたが、
言葉だけでの伝達には今でも苦労しているようです。
ア〜独り言。
投稿者のホームページ


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