倶楽部メモ(392)
平成19年11月20日〜11月23日



投稿者 雑魚
投稿日 2007年11月20日(火)13時03分10秒
タイトル 明日の回送便
▼ED12様
> 余計な人件費、設備費、他社線との面倒臭い調整がいるしで経営的にはありえない

今週末、水郡線では「奥久慈レトロ」が運転されますが、国鉄時代と比較して、より
採算性が求められる今般のJRにあって、こうした企画が、それ単体で相応の収支を
確保する事、または周辺に対して一定の経済効果が発生する事を前提としているのか、
それとも、愛好家向けの単なる「御祭り」なのか、考え出すと際限がありません。

何れにしても「動力分散方式」が日本の鉄道の基本概念にある以上、今後、客車便は
稀少化の一途を辿り、保全・運行の為の手間隙は増え、費用対効果の観点から更なる
縮小化が進むのでしょうね。JR東日本の場合「超売れっ子」高崎12系ほか、蒸機の
牽引対象編成は、当分安泰としても、最近、稼働率がめっきり減少した「ゆとり」は、
動向が本当に気になります。

明日「奥久慈レトロ」編成の常磐線回送がありますが、水戸着14時台の下りとなると、
ここ一番の足場が思いつきませんね。結局はここ(画像/内原〜赤塚/ほぼ二年前に
引退間際の「浪漫」を捉えたものです)になりそうですが、牽引機の顔は残念ながら
潰れそうです。




投稿者 赤まんと
投稿日 2007年11月20日(火)20時37分24秒
タイトル その準備なのでしょうか...??
雑魚さま。
明日「奥久慈レトロ」の常磐線回送があるとのことですが、
いま尾久の出発収容線に、羽越本線強風で「あっけなく運休」になった「あけぼの」と並んで、旧客編成が休んでいます。
暗かったのと、すいーっと通り過ぎただけなので、編成まではわかりませんでしたが、
スハフ32が入っているのだけは確認しました。これが「奥久慈レトロ」運用につくのでしょうか。
今日は仕事帰りにあちこち寄り道している間、頃合の時間になったので、
東京駅で「富士/はやぶさ」編成を押さえてきました。
入線時の先頭はレインボー機でしたから、今夜の「銀河」はレインボー担当でしょう。
客車は「なは/あかつき」ほどではありませんが疲れは隠せず、
とくにソロはあちこち細かい塗装のヒビ割れが生じ、サビが出始めている始末。
塗装が剥げたあとはペンキで塗ってごまかしている有様で、ED12様が言いたい放題と投稿される心情がわかる気がします。
「所詮あと1年ちょっと。客もどうせ乗らないし、金かけて整備するだけムダ。
全検だけはまあ、ごまかすわけにもいかないから、仕方ない、やっとくか」と、こんなところなのでしょうか。
張り合いないのはわからないでもないですが、こんにちのその状況を招いたのは誰なのか。
運転させる以上は、たとえ数少ない乗客であっても、
彼らが気分よく利用できるようにするのが、最低限のマナー、モラルではないかと残念でなりません。
潤い、余裕がない、というより、荒んでいる気がしてなりません。



投稿者 雑魚
投稿日 2007年11月21日(水)18時28分9秒
タイトル 「奥久慈 レトロ」 回送
▼赤まんと様
> 明日「奥久慈レトロ」の常磐線回送があるとのことですが、

先刻、予定通り水戸に回送されました。画像は、水戸駅南口デッキからの視点ですが、
何かしら機関車が連結されていないと、所在無い感じですね。それにしても、かつて
旧客の溜まり場だった水戸駅の構内側線群は、昨年頃と記憶する追加工事分を含めて、
かなり縮小された印象です。

後方の丘の上に少し見える、ホエ7030様や私の元通学先からも、手前のマンションに
阻まれる格好で、水戸駅構内の定点観測は、既に不可能の様ですね。




投稿者 あら
投稿日 2007年11月22日(木)01時28分27秒
タイトル 夜行列車の終焉
いよいよ廃止ですか。昔、夜行列車全廃論があった頃がありましたが、現実のものとなってきましたね。
ここ数年の縮小傾向は、すべておおむね計画的なもの(ある意味確信犯?)であったと思います。
JRには夜行列車を維持するつもりなど、もとからないと思います。
私見ですが、段階的に廃止したのは、利用者への影響というよりも内部の事情によるものでしょうね。
それでも、なは、あかつきは九州新幹線博多開業までは走ると思っていましたが。
客車の更新や新たな夜行専用車両の開発の話もなく、新幹線に並行するかどうかにかかわらず、
北陸、あけぼの、日本海も近い将来廃止されることでしょう。
もうスケジュールは決まっているのでは?北斗星ですら・・・・。
それにしても新たな発想で夜行列車を企画する夢がJRにはないんでしょうかね。寂しくなります。



投稿者 岩崎安房守義将
投稿日 2007年11月22日(木)07時57分50秒
タイトル 手前味噌
管理人様、皆様、お世話になっております、岩崎安房にございます。
 昨日の在来型一般車回送は事務所(新松戸)の目の前なもので、眺めに参りました。
 昭和57年11月14日に消えて以来、イベントを除けば久しぶりですが、
私自身が常磐線を走る在来型一般車を沿線から眺めるのは四半世紀ぶりです。
 だいたい、乗って(自家企画で輸送管理)いるか、沿線ホームで警戒しているかでございますから、
自然体の状態で走って来る「汽車」はやはりドキドキしました。
 こんな平日の日中に堂々行くのなら是非お借りしたい(回送使用は以前は破格で使わせて頂いたものですから!)
ものですが、最近は輸送計画が直近にならないと決まらないとかで・・・
 昔、官房長官だった栃木選出の女性議員の御主人が運輸相だった頃に
労組の36協定に対して嫌味として言ったのが夜行全廃論でした。
(当時の仲間にこの大臣に近い者がおりまして・・・)
 利用者が減少してはいないのですが、夜行が「高額」なのですね、
寝台料金6180円はまともに今時のビジネスホテルと比較しても競争になりませんし、
現在の微温湯世代のJR経営陣に戦闘の意気は無いでしょかし。
 汽車を仕立てる側が「この値段でこのサービスなら乗ろう」と出来る
「時代に見合う適正対価」の発想が無い限り厳しいですね。
 ちなみに今も波動輸送用の485や183を借りようとすると「これ特急の機材だから特急料金が・・・」
なんて寝惚けた事を言ってしまいますし、「本線で列車貸切なら最低6両」(実は貸切と大口団体専用臨時は別のもの)
とか言うのを聞いております。
 本来乗りもしない御客様にまとまった額で「泡稼ぎ」
(通常定期列車を御利用となるのですから、印刷費やら広告費を除けばゼロコスト商品な)
青春18きっぷですら「減収の悪因」と言ってしまうのですから、利用客の実勢を全く理解していないのです。
 国鉄の頃より官僚化した民間企業、いっそ新幹線以外は御止めになったら如何?と皮肉も申し上げたい限りです。
 とにかく無事に奥久慈を走り、25日にまたまた事務所前を
白昼堂々疾走してくれる事を密かに(?)楽しみとしております。
 画像は現在の弊連盟ページのタイトルそのままですが、変態人生が映像にも出ております。(笑)

投稿者のホームページ



投稿者 ED12
投稿日 2007年11月22日(木)11時27分1秒
タイトル “言いたい放題”2
多くの(夜行)列車好きの皆さんはノスタルジーだけで全廃を危惧しているのではないでしょう。
そこには岩崎安房守義将様ご指摘されているように「国の交通政策」への不信ではないでしょうか。
省エネ、高齢化、地球環境、格差社会、石油燃料の高騰…、いまこそ本当は鉄道の出番がめぐってきたのでは。。
「JR」はもともと日本国民の鉄道「国ー鉄」だったはず。
JRの株を国がまだ持っているのなら、国の交通政策の一環として、夜行列車維持を“命令”ぐらいすべきでしょう。
勿論、お客さん(乗客)にたっぷり乗ってもらうため官僚経営陣を宮崎県知事ぐらいのアイデアマンに変えて…。



投稿者 bell
投稿日 2007年11月22日(木)21時58分16秒
タイトル 寝台列車 雑感
平成20年春のダイヤ改正における夜行列車の改廃。ブルートレインブームの影響を受けた世代としては寂しい限りです。
私自身は今年の2月より関西勤務となったため、埼玉との往復に『銀河』をたびたび利用してきましたが、
乗車率は50%程度は確保していたように感じていましたので、今回の新聞記事に驚くとともに、
このような状況に至る前に、一般旅客に利用してもらえるよう何らかの梃入れ策をとって欲しかったと思います。
最後に11月20日の赤まんと様の投稿にて『銀河』の牽引機がEF65 1118とございましたが、
11月21日の朝、山崎−高槻間で投稿通りと確認しました。赤と青のコントラストが鮮やかでした。



投稿者 あら
投稿日 2007年11月23日(金)02時13分2秒
タイトル 同感
鉄道に興味のある人ならともかく、一般に例えば大阪から青森へ、
あるいは東京から九州へ行く夜行列車があることなど、
実はほとんど知られていないのではないでしょうか。
なは、あかつきの客車の痛み具合のひどさ、下手をすると弁当も買えない日本海。
もし、そういう人が乗ったとしても、2度と乗ろうとは思わないでしょう。
宣伝もまともにしていませんよね。
JRは梃入れどころか、様々な形で利用しにくいようにして、利用率が下がるようにしています。
「国鉄の頃より官僚化した民間企業」・・・まさに同感です。
どうせなら一気に廃止するほうが分かりやすい。
一連の廃止の仕方が実に作為的で、鉄道会社として品格を疑うばかりです。



 
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